Linuxのディスク容量確認コマンドとして、dfコマンドがよく利用されますが、マウントされているディスク全体の容量が確認できるだけで、実際にディスクの容量が圧迫されてきた際にはdfコマンドだけでは対処できません。 どのディレクトリに大容量のデータが保存されているか確認できれば余計なデータを処分することができ、ディスク容量の節約にも繋がります。今回はディレクトリごとに容量を確認するためのduコマンドと、duコマンド利用時のオプションについて解説します。

Linuxのディレクトリ別容量の確認

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更新日 : 2019年11月23日

Linuxのディスク容量確認コマンドとして、dfコマンドがよく利用されますが、マウントされているディスク全体の容量が確認できるだけで、実際にディスクの容量が圧迫されてきた際にはdfコマンドだけでは対処できません。

どのディレクトリに大容量のデータが保存されているか確認できれば余計なデータを処分することができ、ディスク容量の節約にも繋がります。今回はディレクトリごとに容量を確認するためのduコマンドと、duコマンド利用時のオプションについて解説します。

ルートディレクトリ配下の使用容量を確認するとき

$sudo du -h --max-depth=1 /

duコマンドがそもそもディスクの使用量を確認するコマンドで、-hオプションで容量を見やすく表示(データ容量に自動で単位を付けてくれる)し・--max-depth=1オプションで第一階層のみを表示するオプションが利用できます。

上記コマンドではルートディレクトリ/内の使用容量を確認することができます。

以下が実行例です。

$sudo du -h --max-depth=1 /
101M    /boot
2.5G    /usr
0       /sys
1.1G    /var
34M     /etc
0       /dev
0       /proc
4.0K    /media
4.0K    /srv
44M     /home
4.0K    /mnt
32K     /tmp
128M    /root
29M     /run
16K     /lost+found
8.0K    /opt
3.8G    /

今回はOSをインストールしたばかりのサーバーで実行したので、全体で3.8GBしか利用していないことがわかります。

おまけ:ファイルサイズを確認するとき

ディスクが圧迫していて、上記コマンドで容量を大量に使用しているディレクトリを絞り込めたら、該当するディレクトリに入り、ファイルサイズで絞り込むこともできます。以下のコマンドを利用すると、現在いるディレクトリで100MB以上のファイルサイズを検索し、一覧で表示することができます。

$find ./ -size +100M | xargs ls -lh

これで無駄なファイルを一網打尽にできます。