PHPの比較演算子
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更新日 : 2018年06月05日
更新日 : 2018年06月05日
今回はPHPの比較演算子についてです。
比較演算子についてはこちらの記事でご説明しましたが、PHPには少し追加でご説明する必要があります。比較演算子について理解していればそんなに難しい内容ではないと思います。
PHPで使用できる比較演算子
比較演算子とはの記事ではプログラミング全体の説明として記事を投稿しました。PHPにも通用する演算子です。
ところが、PHPには追加で3種類ほど比較演算子が存在しますので、それについて追加での説明です。
演算式 | 演算式の意味 |
---|---|
A === B | AとBの値と型が両方等しいときTRUE、それ以外はFALSE |
A !== B | AとBの値または型が等しくないときTRUE、それ以外はFALSE |
A <> B | AとBの値が等しくないときTRUE、それ以外はFALSE |
これら3種類がPHPで使用できます。PHP以外にも使える言語は存在しますが、それはまた別の記事でご紹介します。
では以下でコードを簡単に見てみましょう。事前に比較演算子とはをお読みいただけるとスムーズに理解できるかと思います。
<?php
// 結果はFALSE(0)
// FALSEの場合は何も出力されない
// 数値としては一致しているが、型(数値と文字列)が一致していないためFALSE
echo 5 === "5";
echo "<br>";
// 結果はFALSE(0)
// 型もたくさんの種類があり、この場合は整数型と小数型で異なるためFALSEとなる
echo 5 === 5.0;
echo "<br>";
//こちらは型も一致しているためTRUE
echo "5" === "5";
echo "<br>";
// 結果はTRUE
echo 5 !== "5";
echo "<br>";
?>
今回注意していただきたいのは型の一致まで含むものです。
プログラミングには型というものがあります。コードに含まれる数値と文字列の違いなどです。上のコードに書いたとおり、5と5.0も厳密には整数型と小数点型という違いがあります。そのため、一致しているように見えても型の違いでFALSEとなります。
使う機会はそこまで多くは無いですが、たまに使用することがあるので理解はしておいて損は無いです。