PHPの変数
更新日 : 2019年02月26日
PHPの変数についてです。変数とはなんなのかについてはプログラミングカテゴリーの変数とはという記事で簡単にご説明しました。
今回はPHPで変数を利用する方法と、PHPで変数を利用する際の制限についてご説明していきます。
変数宣言
PHPの変数宣言は、簡単です。初めて使用する名前の変数は変数宣言として認識されます。また、変数ということを認識させるために、変数名の前に$
をつけます。
例)「hello」という名前の変数を宣言したい場合には$hello
と最初に書くことによって変数宣言が行われます。
以下のコードを見てください。
<?php
$hello = "こんにちは 世界!!<br>";
echo $hello;
echo $hello;
echo $hello;
echo $hello;
echo $hello;
?>
$hello = ~
の部分が変数宣言と、変数への代入を行っています。
仮に、この部分が存在せず、いきなりecho $hello
と書くのはいけません。
そのようにすると変数宣言や、代入を行う前に利用しようとすることになります。
変数への代入
先程のコード$hello = "こんにちは 世界!!<br>";
では代入も行われています。
宣言と同時にこのように代入も行うことができます。
変数の利用
先程のコードecho $hello
の$hello
が変数の利用となります。
代入済みの変数名を書くだけで変数を利用することになり、値がコピーされてechoなどの表示を行うことができます。
PHPでの変数命名ルール
先程変数宣言のときも書きましたが、他にも変数を使用する際の幾つかのルールが存在するため、それをご説明します。
変数を意味する最初のマーク | $ ドルマーク |
---|---|
変数名の最初の文字 | アンダースコア(_)、英字(a~z、A~Z) |
変数名の残りの文字 | アンダースコア(_)、英字(a~z、A~Z)、数字(0~9) |
このように決まっています。アンダースコアは大丈夫ですが、地味にハイフン(-)は使用することができません。
また、普通のプログラミング言語では対応していないのですが、最近のPHPは全角の文字も対応しています。1$私の名前
という名前の変数も一応有効です。(笑)あまりおすすめはしません。
変数内のデータ書き換え
先程のコードでは$hello
という変数名で宣言・代入・利用まで行いました。
変数は代入し直すことによって、変数の中のデータを書き換える事ができます。
以下のコードを見て下さい。
<?php
$hello = "こんにちは 世界!!<br>";
echo $hello;
$hello = "データ書き換え!!";
echo $hello;
?>
こちらのコードの結果はどうなるでしょうか。書き換えを行っているため、同じecho $hello
でも出てくる結果が変わってきます。
このように書き換えたデータが結果として出力されます。
変数を使用することによって保存しておきたいデータの書き換えも行うことができます。
まとめ
今回は変数の使い方や変数の命名ルールについてご説明しました。
実際は変数はかなり頻繁に使用されるため、あまり覚えようとしなくても使っているうちに自然に使い方を覚えることができます。
また、実は変数にはもう少しいろいろな機能2や特別な変数3が存在します。
それらについてはもう少し先の記事で必要になってくる内容なので、今回は変数の使い方基礎編として理解していただければと思います。