クライアント・サーバーとは
更新日 : 2019年02月19日
現在のWEB系のシステムはクライアントとサーバーで成り立っていることがほとんどです。
クライアントもサーバーも生活における言葉の意味から名前が付けられているため、そこまで難しく考えなくても大丈夫です。
簡単に言うと、クライアントは「依頼」や「顧客」・サーバーは「サーブする人」という意味なので、そのままそれをITで置き換えて考えれば問題ありません。
クライアントとは
まずはクライアントですが、これはビジネスでもよく聞く機会があるのではないかと思います。
クライアントは英語で書くと「client」、日本語に訳すと「依頼者」です。
あるサービスや商品を依頼する側のことをクライアントといいます。
そして、ビジネスで使用されるクライアントも、ITでのクライアントも意味としては同じです。
ではITでの「依頼」とはどのようなことでしょうか?
クライアントが行う依頼
あなたがBeCrazyのサイトを見る際にも実はこの「依頼」をしています。
PCやスマホで、「BeCrazyのサイトのこの記事を見せてください」と依頼を受けてこのサイトを見ることができるという仕組みになっています。
依頼自体はリンクをクリックするだけで行われます。
あるいはURLを直接打って、Enterを押すだけですね。
普段気にもしないリンクのクリックや検索などは、この依頼が元になっています。クリックすること、タップしてリンクを踏むこと自体が依頼となっています。
具体的な依頼の内容は、ネットワークとしてのやり取りなのでこちらの記事では省略します。
では次に、この依頼に応えるサーバーについてです。
サーバーとは
PCなどで、リンクを押した時点で依頼のメッセージが「サーバー」へ送信されます。
サーバーはその依頼に応えるために処理を行い、依頼通りのデータを提供してあげます。
サーバーも英語にすると「server」、日本語に訳すと「サーブする人」です。
サーブと言うと、分かると思いますが、卓球やバレーボールで使用されるサーブと同じです。卓球やバレーボールでは、サーブは最初にボールを打ったりすることですね。
つまりサーブは、「ボールを提供すること」であり、サーバーは「ボールを提供する人」という意味になります。
卓球などはボールを返されないようにサーブをするので、提供というとおかしい気もしますが、ボールを相手へ渡す、打つという意味を「提供する」として置き換えても問題はありません。
ITでのサーバーはボールを渡すのではなくデータを渡します。
つまり、クライアントから依頼を受けて、依頼通りのデータを渡すもののことを総称してサーバーと言います。
以下の簡単なイラストを御覧ください。
こちらの画像の真ん中がサーバーです。
サーバーは、常に電源を入れてあり、インターネットから通信で送られてくる様々な依頼をクライアントから受け、必要なデータをクライアントへ返却します。
まとめ
クライアントとサーバーについてご説明しました。
クライアントは、「サーバーへ依頼を投げて、依頼したデータを見たり取得する」のが仕事です。
一方サーバーは、「クライアントからの依頼を受け付けて、依頼されたデータを送信する」のが仕事です。
つまりデータを提供されるか、提供するかの違いで、サーバーが別のサーバーにデータの取得依頼をする際には、依頼をした側が、クライアントという認識になります。
特定のコンピュータをクライアント、サーバーというのではなく、依頼をする側であればクライアント、データをクライアントへ送信する側であればサーバーということをしっかり理解していただければと思います。