HTTPとは
更新日 : 2019年03月15日
HTTPは(HyperText Transfer Protocol)の略で、通信プロトコルの1つです。
もともとはWebサイトを閲覧するための通信プロトコルでしたが、近年はスマートフォンアプリケーションの通信等でも利用されます。
Webページを見たいユーザーは、「どこの」「何を」「どのように」ほしいかをweb サーバーに要求することで、webサーバーは要求されたデータをユーザーに送ることができます。
HTTPとは
上記で説明したHyperTextとは、HTMLなどのような単純な文章だけでなく、画像や音声なども表現することができるような文書形式などのことで、もともとはHTMLを不特定多数のPCと通信するためのプロトコルとして作られました。
HTTPを利用することにより、どんなPCでもデータを要求することができ、欲しいコンテンツ(HTMLなど)を簡単にWeb サーバーからダウンロードすることができます。
HTTPの簡単な仕組み
HTTPの中身を大雑把に説明すると、「どこの」「何を」「どのように」データをほしいかをクライアントがweb サーバーに伝えます。
URLは「どこの」「何を」を示す
「どこの」「何を」に当たるのがURLです。
このBeCrazyの当記事のURL構成を見て理解していきましょう。
PCで記事を閲覧する場合にはページの上に「https://it.becrazy.jp/article/whats-http」と書かれているかと思います。順番に見ていきます。
「https://」という部分はhttpを利用してアクセスするよ〜という意味になります。1
次に「it.becrazy.jp」の部分で「どこの」を示します。BeCrazyは「it.becrazy.jp」という名前で運営しているため、このような指定になります。検索サイトのGoogleであれば「www.google.com」となりますね。
「なにを」に当たるのが「/article/whats-http」の部分です。この部分は運営者が自由に決めることができるため、BeCrazyであればこの部分で読みたい記事を指定することができます。
「どのように」はメソッド
HTTPにはメソッドという情報もやり取りします。メソッド(method)は日本語に訳すと「方法」や「方式」となります。要は通信の細かい方式を指定するものです。
現状ではweb サーバーから情報を取得するためだけに利用する「GET」というメソッドと、ユーザーからwebサーバーにデータを送るための「POST」というメソッドが大半を占めます。
他にもメソッドはありますがほとんど利用されていないので興味があれば調べる程度で良いです。
HTTPの通信の中にはこのメソッドも指定することで実際にデータを要求することができます。2
HTTP通信はこれらの「どこの」「なにを」「どのように」データをほしいかを要求することで欲しいコンテンツをダウンロードします。
最後に当記事のHTTPの流れを見ていきましょう。
- PC等で「どこの」「何を」「どのように」データがほしいかを指定してHTTPプロトコルで要求
- 「どこの」に値するサーバーが要求データを受け取る
- サーバーは要求されたコンテンツを送信
という流れになります。
まとめ
HTTPについて簡単に説明していきました。
実際にはもう少し細かく通信するための決まりごとなどがありますが、HTTPがやっていることはこれだけです。
HyperTextを送信するためのプロトコルでしたが、実際にはどんなデータも送ることができ、プロトコル自体が扱いやすいため普及しています。
最近多くなったスマートフォンアプリケーションでもHTTPを利用してゲームのデータなどをやり取りすることがあるため、HTTPの簡単な仕組みだけでもまずは理解しておきましょう。
さらに細かい仕様は勉強していくうちにわかってくるかと思います。
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