データベースを利用するのであれば、まずはデータの追加ができないといけません。 MySQLでレコード追加のSQLを説明します。

MySQLでINSERT(レコード追加)

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更新日 : 2019年06月12日

データベースを利用するのであれば、まずはデータの追加ができないといけません。

MySQLでレコード追加のSQLを説明します。

インサート文の書式

レコード追加をするためのインサート文は次のような書式になります。

INSERT INTO データベース名.テーブル名 (カラム名1, カラム名2, ...) VALUES
	(カラム1データ, カラム2データ, ...),
	(カラム1データ, カラム2データ, ...), 
	...;

テーブルのカラムの中にはいれる必要のないデータや、デフォルトでデータが入るカラムも存在するため、テーブル名 (カラム名1, カラム名2, ...)のように入れたいデータのカラム名を指定します。

カラム名の指定後、VALUES以降で先程指定したカラムに合わせてデータを指定します。また、VALUES以降の実際のデータ部分はカンマで区切って複数挿入することも可能です。

実際にレコード追加をしてみる

MySQLでテーブル作成の記事で作成したテーブルを利用してインサート文を実行してみましょう。

作成したテーブル名はusersで、カラムは以下のように作成しました。

  • 固有id(レコード自体を識別するための番号。出席番号のようなものという理解でOK)
    カラム名:id
    データ型:整数値

  • カラム名:last_name
    データ型:文字列(30文字まで)

  • カラム名:first_name
    データ型:文字列(30文字まで)
  • 生年月日
    カラム名:birthday
    データ型:日時型

ではこのテーブルにレコードを追加していきましょう。

INSERT INTO users (id, first_name, last_name, birthday) VALUES
	(1, "太郎", "佐藤", "1992/01/01"),
	(2, "次郎", "鈴木", "1992/02/02");

今回はまとめて2つレコードを追加しています。さらにデータベース名の指定を省略しています。データベースを省略するためには、事前に以下のSQL文を実行して使用するベータベースを先に指定しましょう。

use データベース名;

今回であれば、blogデータベースにusersテーブルが存在するため、インサート文を実行する前にuse blog;を実行しておきます。phpMyAdminを利用している場合には、左のメニューから使用するデータベース名をクリックし、遷移先のSQLタブをクリックしましょう。

この画像の黄色い枠のようにデータベースが選択された状態でSQLが実行できます。

phpMyAdminでの追加データの確認

最後にデータがきちんと追加されたかどうか見てみましょう。

phpMyAdminでSQLの実行ボタンをクリックすると以下のような結果が表示されます。

最後にデータの確認のために「表示」をクリックしてデータを表示すると、先程インサート文で追加したデータが表示されているはずです。