プログラミングでよく使われるフレームワークとは、アプリケーションやシステム開発をする際に、なるべく楽に機能開発ができるように用意されたひな形のことです。

フレームワークとは

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更新日 : 2019年11月01日

プログラミングでよく使われるフレームワークとは、アプリケーションやシステム開発をする際に、なるべく楽に機能開発ができるように用意されたひな形のことです。

フレームワークとは

フレームワークを日本語にすると「枠組み」です。

木で何かイスやテーブルを作るとき、まず枠組みを作るかと思います。枠組みでおおよその大きさや形をある程度決め、その枠組みを元に考えたデザインなどを反映していくかと思います。

プログラミングで利用されるフレームワークも大体同じ意味です。

世界中の親切な人や企業がフレームワークを作成し、ライセンスにもとづき、誰でも使用できるものが多くあります。

フレームワークを自分のプロジェクトにインストールし、そのフレームワークの開発手法にもとづいて開発を進めることで、格段に開発しやすくなります。

フレームワークを使用するメリット・デメリット

フレームワークを利用しなくても開発はできます。ではなぜわざわざフレームワークをインストールして利用するのでしょうか。

フレームワークを利用することによるいくつかのメリットデメリットを挙げていきます。

メリット

  • いくつかの基本的な機能が実装済み
    WEBアプリケーションフレームワークでは、ログイン機能・URLルーティング・セッション管理など基本的な機能がすでに実装済みであることが多く、開発工数の削減につながることが多くあります。
  • 基本的なセキュリティ対策ができている(アプリケーションフレームワークの場合)
    WEBアプリケーションなどでは、不特定多数の人がアクセスするサイトになります。基本的なセキュリティ対策がフレームワークを利用することにより、簡単に行えます。
  • 開発メンバーの開発方法が固定化できる
    開発する人間によって、さまざまなコードの実装方法が考えられます。それらの実装方法をフレームワークで制限することにより、ある程度一定のコード品質を保つことができます。

デメリット

  • フレームワーク自体の学習コストがかかる
    フレームワークはそれぞれで違ったコードの書き方があります。フレームワークを利用する場合のコードの書き方をフレームワークごとに学ばなければいけません。
  • なんとなくで実装できてしまう
    エンジニアとして働くためには、なんとなくで動くものができてしまったというだけで完成させるのは良くありません。良くも悪くも簡単に機能が実装できてしまうデメリットがあります。

これらのメリット・デメリットが存在します。

デメリットの「なんとなくで実装できてしまう」というのは、プログラミングの動きと、フレームワーク自体の学習をしっかり行うことで解消できます。

まとめ

フレームワークの概要について説明しました。

実際に使ってみないことにはわからないことが多いと思うので、フレームワークというものがあり、メリットデメリットがそれぞれあるということを理解しておきましょう。