レンタルサーバーとは
更新日 : 2019年09月29日
ホスティングサービスの一種にレンタルサーバーがあります。
レンタルサーバーは共用サーバーとも言われ、ホスティングサービスとしてはおそらく最も安価にサーバーを利用することができます。
レンタルサーバーとは
レンタルサーバーはその名の通りレンタルのサーバーです。
ホスティングサービス自体、貸し出しのサーバーのことを指すのでレンタルサーバーと間違えることがありますが、レンタルサーバーは明確には以下のような製品のことを指します。
レンタルサーバーとは、物理的な大きなサーバー1台に対し、貸し出すサーバー利用者が複数人いる状態です。
物理サーバーの中にはWEBサーバーやDBサーバーが1つずつインストールされ、それらのソフトウエアも、権限管理された状態で複数人がその一つのソフトウエアを利用します。
家に例えるとシェアハウスです。知らない人が一つの家に部屋だけ分け(権限管理)、共有できる家具や家電を共有して(ソフトウエアの共有)利用している状態です。
だからこそホスティングサービスでは最も安価にサーバーを使えます。
レンタルサーバーのデメリット
安く使えるからにはデメリットがいくつか存在します。
- 1つのサーバーを共有しているため、サーバー内の他のユーザーの影響を受けやすい
知らない他のユーザーと資源を共有しているので、他のユーザーが運用しているサイトなどに負荷がかかると自分のサイトにも影響が出てしまいます。 - 決まったソフトウエアしかりようできない
もともと入っているデータベースサーバーやWEBサーバーを利用するため、自分のやりたいソフトウエアなどを入れてカスタマイズできません。
このあたりのデメリットを考えると、小さいサービスの運用(個人ブログ等)程度であればまかなうことができます。小さいWEBサービスなどを運用するための初心者向けのホスティングサービスと言えるでしょう。
また、レンタルサーバーの場合は特定のソフトウエアの一部権限をもらうだけなので、Linuxのroot権限やWindowsのAdministrator権限はありません。決められた容量や制限の中で利用する必要があります。
レンタルサーバーの有名なサービスとして、GMOが運用しているロリポップ!マネージドクラウドやエックスサーバー株式会社が運用しているwpX Speed、さくらインターネットが運用しているさくらのレンタルサーバなどがあります。
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