VPSとは
更新日 : 2019年11月01日
ホスティングサービスとしてレンタルサーバーを解説しました。
レンタルサーバーは安く手軽に利用できる反面、root権限をもらえない・特定のソフトウエアの使用を強制されるなどのデメリットも存在します。
サーバー管理及び必要なソフトウエアを自分でインストール・設定を行いたい場合には、今回説明するVPSを利用することにより、自分で構築することができます。
VPSとは
VPSはVirtual Private Serverの略で、訳すと「仮想的な自分専用サーバー」です。
VPSを契約すると、root権限を持った自分専用のサーバーを持つことができます。レンタルサーバーと違い、ソフトウエアも入っておらずOSも用意されている自分の使いたいものを利用することができます。
ただし、レンタルサーバーと同様にVPSを提供している運用会社は大きなサーバーを小分けにして「仮想的な」サーバーを提供することになります。
要するに、運用会社では大きなサーバーを構築し、その中に小分けにした仮想マシンをそれぞれ構築します。開発するときに利用するような仮想マシンを構築するような感覚です。
仮想マシンとして構築することにより、レンタルサーバーのような他の契約者の影響を受けづらくなります。あくまで仮想マシンとして構築するため、完全に影響を受けないとは言えません。
また、自分の好きなソフトウエアを自分好みにインストール・設定できるので、自分の作りたい仕様でのサービスを提供しやすくなります。
VPSのデメリット
VPS契約者はOSも自分で選びインストールし構築しなければいけないので、サーバーの運用知識が必要になってきます。Linuxカテゴリーで説明しているようなCUIのコマンドを利用できるレベルの知識が必要になります。
セキュリティを担保するのも自分の責任となるため、全て自分で行わなければいけないというデメリットが存在します。
いくつかのVPSサービス
VPSの有名なサービスとして、NYにオフィスを構えるDegital OceanやGMOが運用しているGMOクラウドのVPS、さくらインターネットが運用しているさくらのVPSなどがあります。
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