PHPのフレームワークの1つであるLaravelのインストールを行っていきます。 記事投稿時点でのLaravel6系の最新バージョンは6.12.0となります。

Laravelのインストール

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更新日 : 2020年05月20日

PHPのフレームワークの1つであるLaravelのインストールを行っていきます。

記事投稿時点でのLaravel6系の最新バージョンは6.12.0となります。

インストール前に必要なもの

LaravelはWEBアプリケーションのためのフレームワークです。フレームワークをインストールして、動作をさせるまでに必要なものいくつかあります。

  • PHP実行環境
    LaravelはPHP上で動作するため、実行環境は必須です。MAMPがインストールされていれば実行環境もすでに入っています。
  • WEBサーバー
    WEBアプリケーションフレームワークなので、HTTP通信を行うWEBサーバーも必須です。MAMPがインストールされていれば、WEBサーバーの1つであるApacheもすでに入っています。
  • Composer
    Laravelをインストールし、Laravelが依存している他のライブラリもまとめてインストールするために必要です。

上記のこれらツールがインストールされていれば、Laravelを動作させることは可能です。その他LaravelにはHomesteadという仮想マシンを利用した動作環境も存在します。仮想マシンを利用したインストールに関しては当記事では解説しません。HomesteadでのLaravelのインストールに関してはこちらをご覧ください。

Laravelのインストール

事前に必要なものが揃っている場合、いよいよLaravelのインストールを行っていきます。

Composerを利用してLaravelのプロジェクトを作成

Composerを利用すれば簡単にプロジェクトを作成できます。

プロジェクトは、ブラウザからWEBサーバーへアクセスできるディレクトリ(ドキュメントルート)配下で作成してください。
今回はPHPの環境構築記事(mac版Windows版)で設定したドキュメントルート上(デスクトップのhtdocsフォルダ内)で作成します。

macOSであればターミナルアプリ、Windowsであればコマンドプロンプトアプリを起動してください。コマンドプロンプトはWindowsキー押下後、cmdと入力してEnterで起動できます。

以下のコマンドを入力して、プロジェクトの作成とLaravelのインストールを行います。

cd Desktop/htdocs
composer --prefer-dist create-project "laravel/laravel=6.*" プロジェクト名

プロジェクト名は今回はlaravel-testとしました。各種ライブラリ(Laravel本体やLaravelが利用している他のライブラリ)のインストールに時間がかかるのでしばらく待ちましょう。

これを実行すると以下のような文字が黒い画面の最後に現れます。

Application key set successfully.

最後にsuccessfullyと出ていればインストール成功です。

ブラウザでチェック

最後にブラウザでLaravelの初期ページが表示されるかどうか確認しましょう。MAMPを起動し、以下のURLにアクセスしてください。

http://localhost:8888/プロジェクト名/public

アクセスすると以下のような表示になるかと思います。

Laravelのトップページがこのように表示されればOKです。

まとめ

Laravelのトップページまでの流れをおさらいです。

  1. ターミナルやコマンドプロンプトでwebサーバーのドキュメントルート配下まで移動
  2. composer --prefer-dist create-project laravel/laravel プロジェクト名でLaravelのインストールとプロジェクト作成
  3. webサーバーを起動した状態でhttp://localhost:ポート番号/ドキュメントルートからプロジェクト名までのパス/publicにアクセスし、トップページ表示