いよいよPHPのプログラミングを始めていきます。PHPを始める前に、PHPを実行できる環境を整えていきましょう。
あるプログラミング言語を初めて触る際には、そのプログラムを実行させる環境を整える作業が必要です。プログラムの実行環境などを整えることを**環境構築**といいます。どのプログラミング言語でもこのような作業は必要になります。プログラミングを学ぶ上で、最初につまづく部分が環境構築です。PHPは比較的学びやすいプログラミング言語ですが、環境構築においてもPHPは学びやすいはずです。 環境構築では、幾つかアプローチがあるので、記事のタイトルには初心者向けと表記しました。 今回は環境構築を簡単に行える方法でご紹介します。

PHPの環境構築 (初心者・MacOS向け)

3年以上前に更新されました。情報が古い可能性があります。
更新日 : 2020年12月05日

いよいよPHPのプログラミングを始めていきます。

PHPを始める前に、PHPを実行できる環境を整えていきましょう。
あるプログラミング言語を初めて触る際には、そのプログラムを実行させる環境を整える作業が必要です。プログラムの実行環境などを整えることを環境構築といいます。どのプログラミング言語でもこのような作業は必要になります。

プログラミングを学ぶ上で、最初につまづく部分が環境構築です。PHPは比較的学びやすいプログラミング言語ですが、環境構築においてもPHPは学びやすいはずです。

環境構築では、幾つかアプローチがあるので、記事のタイトルには初心者向けと表記しました。

今回は環境構築を簡単に行える方法でご紹介します。

目次

今回の大まかな手順を下記に記します。

  1. MAMPのインストール
  2. エディタのインストール
  3. MAMPの設定
  4. テストコード実行

以上となります。

テストコード実行では、いよいよプログラミングに触れることになります。

全く難しく無いので気構えず記事の進行と同様に進めて見てください!

環境構築

では環境構築をいよいよ始めていきます。

1.MAMPのインストール

MAMPについてはXAMPP・MAMPとはを参照してください。
インストールについてはMAMPのインストール(macOS用)からお願い致します。

2.エディタのインストール

エディタはプログラムを書いていく上で重要なツールです。
初めてプログラミングを行う方はWindowsにあるメモ帳のプログラミング専用強化版、という程度だと認識していただければと思います。

エディタのインストール記事に関してはエディタカテゴリーを参照ください。
今回の4.テストコード実行で利用しているエディタはSublime Textとなります。
Sublime TextのインストールについてはSublime Textのインストールを参照ください。

PHPを書いていくためのツールとして使用します。

PHP以外にも様々な言語に対応しているため、筆者はスクリプト言語でよく利用しています。

PHP以外の言語をすでに学習、使用していて使いやすいエディタを持っている方は新たにインストールする必要はありません。

3.MAMPの設定

MAMPのインストールまでは、MAMPのインストールで終了したかと思います。
初めてのPHPなので少しMAMPの設定を変更します。

Macのアプリケーションリストを見るとMAMPというのが追加されているかと思います。

起動する前に、デスクトップに「htdocs」という名前のフォルダを作成しておきましょう。フォルダ名は実際はなんでも良いですが、WEBサーバーが使用するフォルダになります。

フォルダ作成後にMAMPを起動しましょう。

MAMPを起動すると上の画像のような画面が現れます。

macOSでは、MAMPの画面の左上に、歯車マークで「Preferences」というボタンが表示されます。これをクリックしましょう。

上の画像の用に、Document rootという設定項目を、先程作成したフォルダを選択して設定します。「Choose…」をクリックすると選択画面に切り替わるので、デスクトップに作成したhtdocsフォルダを選択してください。

以上で設定は終了です!
後は設定画面をOKを押して終了して、右上にある「Start」ボタンをクリックして起動してみましょう!

最初は通信の許可の確認が出ますが、許可で問題ないです。

ブラウザに自動でページが出れば成功です。
URLは「http://localhost:8888/MAMP/?language=Japanese」このような感じかと思います。

4.テストコード実行

さて、サーバーを起動して、MAMPのデフォルトページが表示されたかと思います。このページ自体PHPでできているので、PHPは動くことは確認できました。

先程Document Rootという部分の設定を行いましたが、これは、PHPファイルなどのWEBページとして表示するファイルたちをPCのどこに配置するのかを設定する項目です。

実はデフォルトページだけは別の場所にPHPファイルが存在しています。
なので先程設定したデスクトップできちんとPHPが実行できるかを試してみましょう!

次回以降は設定したデスクトップのhtdocsフォルダにPHPファイルを配置して、随時実行して勉強していくことになります。

ファイルを作成

インストールしたSublime Textを起動しましょう。
起動後に、以下のようなファイルを作成しましょう。

<?php
	echo "Hello World!!";
?>

こちらのファイルをhello.phpというファイル名で、デスクトップのhtdocsフォルダ内に保存しましょう。

ページを確認

ファイルができたら、ブラウザを立ち上げて見てみましょう!

このようなURLでアクセスできるかと思うのでアクセスしてみましょう!

このように表示されればOKです!
echoの文字などは出力されません。

echoはPHPの命令の1つで、「”」これで囲った文字を出力するという意味があります。

そのため画面にはHello World1とだけ表示されます。

以上で環境構築が完了しました!

次回からPHPを本格的に学んで行きましょう。

  1. Hello Worldはプログラミングを始めるときによく使用される言葉です。 ↩︎