Linuxで多用されるlsコマンドはlist segmentの略でファイルやディレクトリの情報を出力します。 基本的にはlsだけ使うことが多くありますが、場合によってはオプションを利用して詳細の情報を表示します。

lsコマンド(ディレクトリ内確認)

3年以内に更新されました。情報が古い可能性があります。
更新日 : 2019年09月10日

Linuxで多用されるlsコマンドはlist segmentの略でファイルやディレクトリの情報を出力します。

基本的にはlsだけ使うことが多くありますが、場合によってはオプションを利用して詳細の情報を表示します。

lsコマンドの基本的な使い方

まずは基本となる使い方から見ていきます。場所はどこでもいいので、lsとだけ打って実行してみましょう。

$ls
bin  boot  dev  etc  home  lib  lib64  media  mnt  opt  proc  root  run  sbin  srv  sys  tmp  usr  vagrant  var

すると、現在のディレクトリの中にあるフォルダやファイルの一覧が表示されます。
基本的にはこれだけです。このようにlsコマンドで、次にどのファイルを開きたいか・どのディレクトリに移動したいかなどを確認するために使用します。

ディレクトリを指定して、そのディレクトリの中の情報を見ることもできます。

$ls /var/
adm  cache  db  empty  games  gopher  kerberos  lib  local  lock  log  mail  nis  opt  preserve  run  spool  tmp  var  yp

cdコマンドと同様にディレクトリ指定をすればOKです。

lsコマンドでよく使うオプション

筆者がよく利用するlsコマンドのオプションをいくつかご紹介します。

基本的にコマンドオプションは同時に組み合わせて利用することができます。例えば後述する-a-lを組み合わせて、ls -alとしたり、ls -a -lと表記することもできます。

-aオプション

-aオプションは--allの略で、隠しディレクトリや隠しファイルも表示します。Linuxでは、ドットから始まるディレクトリやファイルは隠しディレクトリ・隠しフォルダになります。-aを利用することでそれらのディレクトリ・ファイルも表示できます。

$ls -a
.  ..  .bash_history  .bash_logout  .bash_profile  .bashrc  .ssh

このように現在のディレクトリを示す.や上位ディレクトリを示す..も表示されます。

-Aオプション

-Aオプションは--almost-allの略で、これも-aオプションとほぼ同じです。

ただし現在のディレクトリを示す.や上位ディレクトリを示す..表示されないという特徴があります。

-Aのほうが無駄な2つの情報が出力されないため、便利ですが、-aのほうが打つのは楽ですね。

-lオプション

-lは表示を詳細にします。詳細にというのは、種類・権限・所有者・サイズ・タイムスタンプなどを含めて表示するということです。

$ls -l /
合計 28
lrwxrwxrwx.  1 root    root       7  7月 14  2015 bin -> usr/bin
dr-xr-xr-x.  4 root    root    4096  7月 14  2015 boot
drwxr-xr-x  19 root    root    3000  9月  1 06:59 dev
drwxr-xr-x. 78 root    root    8192  9月  3 13:11 etc
drwxr-xr-x.  5 root    root      48  9月  1 07:01 home
lrwxrwxrwx.  1 root    root       7  7月 14  2015 lib -> usr/lib
lrwxrwxrwx.  1 root    root       9  7月 14  2015 lib64 -> usr/lib64
drwxr-xr-x.  3 root    root      33  7月 14  2015 media
drwxr-xr-x.  2 root    root       6  6月 10  2014 mnt
drwxr-xr-x.  3 root    root      37  7月 14  2015 opt
dr-xr-xr-x  95 root    root       0  9月  1 06:59 proc
dr-xr-x---.  2 root    root    4096  9月  1 07:01 root
drwxr-xr-x  21 root    root     680  9月  3 13:11 run
lrwxrwxrwx.  1 root    root       8  7月 14  2015 sbin -> usr/sbin
drwxr-xr-x.  2 root    root       6  6月 10  2014 srv
dr-xr-xr-x  13 root    root       0  9月  1 06:59 sys
drwxrwxrwt.  7 root    root      88  9月  4 07:17 tmp
drwxr-xr-x. 13 root    root    4096  7月 14  2015 usr
drwxr-xr-x   1 vagrant vagrant  128  9月  1 06:57 vagrant
drwxr-xr-x. 19 root    root    4096  7月 14  2015 var

一番上に合計個数が表示されます。

左から順番に項目について解説します。

項目解説
d(左の1文字)ファイル(-)・リンク(l)・ディレクトリ(d)のどれかを示す
rwxr-xr-xrwxが3つずつ入る。左から所有者・グループ・第三者の権限を表す。rは読み込み・wは書き込み・xは実行権限・-は権限を持っていない証。例えばrwxr-xr-xとなっていれば、所有者はすべての権限を持ち、グループと第三者は読み込み権限と実行権限を持つ(重要)
13(数)ハードリンクの数。あまり気にすることはない
root root左から所有者・所有グループ(重要)
4096(数)ファイルサイズ
9月 1 06:57タイムスタンプ
vagrant(一番右)ディレクトリ名やファイル名

このような構成になっています。特に権限を確認するために利用するので、rwxr-xr-xなどの表示は理解できるようになりましょう。

また、権限情報にはまれtという権限情報が付与されることがあります。スティッキービットと呼ばれるLinux特有のフラグ情報ですが、自分から設定することも勝手に設定されることもめったにないのであまり気にしなくて大丈夫です。

スティッキービットが設定されたディレクトリでは、すべてのユーザーがファイル・ディレクトリを書き込めますが、所有者とrootユーザーしか削除できなくなります。

詳しい説明はこちらのサイトがわかりやすいです。

-hオプション

-lオプションを利用する際に同時に-hオプションを利用すると、ファイルサイズの表示がわかりやすくなります。

$ls -hl /
合計 28K
lrwxrwxrwx.  1 root    root       7  7月 14  2015 bin -> usr/bin
dr-xr-xr-x.  4 root    root    4.0K  7月 14  2015 boot
drwxr-xr-x  19 root    root    3.0K  9月  1 06:59 dev
drwxr-xr-x. 78 root    root    8.0K  9月  3 13:11 etc
drwxr-xr-x.  5 root    root      48  9月  1 07:01 home
lrwxrwxrwx.  1 root    root       7  7月 14  2015 lib -> usr/lib
lrwxrwxrwx.  1 root    root       9  7月 14  2015 lib64 -> usr/lib64
drwxr-xr-x.  3 root    root      33  7月 14  2015 media
drwxr-xr-x.  2 root    root       6  6月 10  2014 mnt
drwxr-xr-x.  3 root    root      37  7月 14  2015 opt
dr-xr-xr-x  95 root    root       0  9月  1 06:59 proc
dr-xr-x---.  2 root    root    4.0K  9月  1 07:01 root
drwxr-xr-x  21 root    root     680  9月  3 13:11 run
lrwxrwxrwx.  1 root    root       8  7月 14  2015 sbin -> usr/sbin
drwxr-xr-x.  2 root    root       6  6月 10  2014 srv
dr-xr-xr-x  13 root    root       0  9月  1 06:59 sys
drwxrwxrwt.  7 root    root      88  9月  4 07:17 tmp
drwxr-xr-x. 13 root    root    4.0K  7月 14  2015 usr
drwxr-xr-x   1 vagrant vagrant  128  9月  1 06:57 vagrant
drwxr-xr-x. 19 root    root    4.0K  7月 14  2015 var

Kなどと表示されキロバイト単位などでわかりやすくなっています。

-Fオプション

-Fオプションは、ファイルやディレクトリの識別をしやすくします。

$ls -F /
bin@  boot/  dev/  etc/  home/  lib@  lib64@  media/  mnt/  opt/  proc/  root/  run/  sbin@  srv/  sys/  tmp/  usr/  vagrant/  var/

後ろに@がつくとリンク・/がつくとディレクトリ・*がつくと実行ファイル・何もつかなければただのファイルを示します。ディレクトリなのかファイルなのかリンクなのかを把握するために利用します。

--helpオプション

最後に--helpです。ハイフンが2つつくので注意しましょう。これはlsコマンドの使い方の詳細を表示するオプションです。

これを利用するとコマンドオプションすべての説明やlsコマンドの使い方が表示されます。コマンドを忘れたりしたらls --helpを実行すればlsコマンドのヘルプが表示されます。